医薬品の課題をマイクロカプセルが解決します！
| 業種 | 医薬品メーカーさま、健康食品・サプリメントメーカーさま |
|---|---|
| 課題・目的 | 医薬品製造で生じる様々な課題に対応 |
課題背景
- １．有効成分の安定性に課題がある
- ２．原料の付着性や帯電のせいで扱いづらい
- ３．有効成分の溶出率をコントロールしたい
導入効果
- １．マイクロカプセル化で安定性を向上させることができます！
- ２．ハンドリング性が改善して、工場での生産適性を高めることができます！
- ３．粒子径の小さいコーティング粒子を製造できます！
安定性が悪い、扱いづらい、苦い…。原薬に生じるその問題、マイクロカプセル「リケビーズ®」が解決します。
真球度が高く、薬物を高含量で配合できるため、粒子径150～300μmならコーティング用核粒子としても利用できます。
打錠耐性があるため、150～600μmでは錠剤化にも適しています。
400～1000μmではビーズ自体を球として視認でき、顆粒剤としても利用できます。
酸化しやすい薬物でも「リケビーズ」にすることによって酸素との接触を低減させ、安定性を向上させることができます。レチノールパルミチン酸エステルをゼラチン被膜マイクロカプセルに封入すると、スプレードライ粉末と比較して加速条件下で6ヶ月保管後も高い薬物残存率を保持します。被膜が物理的な障壁となるため、酸素に限らず、周囲の他成分との接触による安定性低下を防ぐこともできます。
「リケビーズ」の基剤には主に親水性のゼラチンや寒天を用います。これら親水性の基剤で薬物を被覆することで、薬物の濡れ性を改善し、溶出性を向上させることができます。
薬物の溶出制御や苦味のマスキングの目的においては、コーティングが有効な手段です。
核となる基剤粒子に薬物と溶出制御のための被膜をコーティングする一般的な手法においては、右図のように核粒子の形や粒度、薬物含量が問題になることがあります。
このような問題の解決には「リケビーズ」が有効です。コーティングの核粒子として「リケビーズ」を用いれば、薬物層が不要なので薬物含量によらず、従来より粒子径の小さいコーティング粒子を作成することが可能です。また「リケビーズ」は粒度が均一で真球度も高く、薬物を高含量で配合可能なため、均一かつ高含量な微細コーティング粒子となり、適切な溶出制御や苦味のマスキングが可能です。
