お知らせ
産官学の関係者約70名が岩手県大船渡市に集まり海藻の養殖現場を視察、意見交換を実施
理研食品、理化学研究所、長崎大学のコンソーシアムは、2024年1月に、F-REI(福島国際研究教育機構)の委託研究事業を受託しました※2。コンソーシアムでは「バイオエコノミーに対応した海藻類の大量養殖コア技術の研究開発と福島県沿岸における生産拠点形成の実証研究」を進めています。
この研究を中長期での産業化につなげるには、大規模養殖したコンブの利活用やブルーカーボン効果の定量化などが課題となります。理研食品は、それらの課題解決には幅広い事業領域の方々との議論や協業が必要と考えました。そこで、研究テーマのひとつとして行っているコンブの養殖試験の現地に関係者をお呼びし、視察会と意見交換会を開催したものです。
※1:理研食品株式会社は、理研ビタミン株式会社の子会社で、「ふえるわかめちゃん」「わかめスープ」などの製造や、海藻養殖に関する研究を行っています。
※2:2024年1月31日ニュースリリース(https://www.rikenvitamin.jp/news/detail/20240116140045.html)
(参考)セミナー・意見交換会 プログラム
- 会の趣旨説明と参加者紹介(理研食品:佐藤陽一)
- F-REIの事業説明(F-REI:山崎光悦理事長)
- F-REI事業「バイオエコノミーに対応した海藻類の大量養殖コア技術の研究開発と福島沿岸における生産拠点形成の実証研究」の紹介(理研食品:佐藤陽一)
- コンブ大量養殖を目指した垂直養殖方法(理研食品:斎藤大輔)
- 招待講演 新しい植物を創る―大きくなあれ!(理化学研究所:阿部知子副センター長)
- 招待講演 海洋生態系におけるCO2吸収定量化とその技術的課題(長崎大学:Gregory Nishihara教授)
- 食料生産とCO2固定の両立を目指した海藻類大量養殖の実現に向けた課題&総合討論(理研食品:佐藤陽一)
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