サステナブルな資源利用
理研ビタミンでは、地球環境を大切にし、社会や自然との調和を図りながら事業活動を行っています。
水資源や原材料の効率的な利用によって環境負荷を抑制し、廃棄物の3R(リデュース、リユース、リサイクル)を通して循環経済への移行を推進します。
水資源への取り組み
理研ビタミングループでは、農産物や水産物を主要な原材料として使用しており、水は欠かすことのできない資源の一つです。「理研ビタミングループ環境方針」でも「サステナブルな資源利用」として水資源の効率的な利用を掲げており、水の3R(リデュース、リユース、リサイクル)による効率的な利用や、活性汚泥処理やメタン発酵処理などの排水処理設備を用いて、排水による環境負荷の低減に取り組んでいます。
水リスク調査
理研ビタミンでは、世界資源研究所(WRI)の「Aqueduct Water Risk Atlas」を用いて、国内の生産拠点の水リスクを評価しています。Aqueductによる結果で、総合水リスクが「Extremely high risk」とされた国内の生産拠点はありませんでした。今後も、生産拠点における水リスクを把握するため、定期的に「Aqueduct Water Risk Atlas」を用いた調査を行っていきます。
水資源の効率的な利用
草加工場では、生産ラインからの排水の一部は殺菌・ろ過処理し、中水(雑用水)として再利用しています。年間約33,000m3の中水を屋上・屋根や空調室外機へ散水し、水のカスケード(多段階)利用を行っています
水使用量の推移
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※集計範囲:理研ビタミン 国内5工場
廃棄物の削減
理研ビタミンでは、廃棄物発生量の削減やリサイクルの推進に取り組んでいます。
廃棄物排出量の削減に向けては、製造工程の改善や汚泥含水率の低減に取り組んでいます。また、廃棄物の再資源化率向上のため、廃棄物分別の教育・啓発に取り組んでいるほか、廃棄物を適正に再資源化できる処理業者の選定と、廃棄物の分別処理の徹底を行っています。
プラスチック削減の取り組み
京都工場では、サンプル発送用の緩衝材をバラ緩衝材からエアークッションに変更し、プラスチック使用量の削減につながりました。
廃棄物排出量の推移
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※集計範囲:理研ビタミン 国内5工場+倉庫