ダイバーシティ&インクルージョン
理研ビタミンでは、2015年度から「ダイバーシティ推進」を掲げ、多様な経験や考えを持つ従業員が互いに意見を言い合える、心理的安全性の高い職場づくりに取り組んでいます。これにより、イノベーションを促進し、新たな価値を創造する企業を目指しています。
サステナビリティ委員会では「ダイバーシティ部会」を設置し、ダイバーシティ&インクルージョンの推進といった課題について定期的に議論を行っています。また、グループ全体でコンプライアンス意識の向上に努め、不当な差別や各種ハラスメントを根絶し、お互いのプライバシーを尊重する職場作りを行っています。
ダイバーシティスローガン
女性活躍の取組み(一般事業主行動計画)
- 「女性活躍推進法」に基づいて、『一般事業主行動計画』を策定しています。
理研ビタミン株式会社 一般事業主行動計画 (730.5KB)
- 厚生労働省が運営する「女性の活躍推進企業データベース」に情報を公開しています。
女性の活躍推進企業データベース
仕事と家庭の主な両立支援制度
理研ビタミンでは、1994年から、全従業員が仕事と家庭を両立できるよう、育児・介護などの両立支援制度を設けています。現在は、ダイバーシティ推進の一環として、多様なライフイベントに左右されず、だれもが働き続けられ、能力を発揮できる環境を整えることで、『だれもが“働きやすく×働きがいのある”職場環境』を目指しています。また、働き方改革の一環として、リモート業務環境の改善を進め、在宅勤務の対象も拡大しています。
育児関連制度
配偶者の適用拡大
理研ビタミンでは、2023年10月に配偶者の取り扱い対象を法律婚のみから、事実婚や同性婚に拡大しました。これらを承認できる書面確認により「生活を共にするパートナー、家族」と認め、公正な処遇を行うこととしました。
「ダイバーシティクイズ」の実施
全体的な理解促進のため、ダイバーシティ推進の背景や当社の取り組みについてeラーニングで学ぶ「ダイバーシティクイズ」を実施しました。
- テ ー マ:育児の両立支援制度、新育児休業制度(産後パパ育休)(2022年度)
- 受 講 者:915名(理研ビタミン)
男性育休推進の取り組み
男性の育休取得を推進するため、ガイドブックの作成や研修会を実施しています。
- 育児休業等取得率
男性 | 女性 | |
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2023年度 | 116.7%* | 83.3%** |
- *育児休業等及び育児目的休暇制度を利用した男性労働者数/配偶者が出産した男性労働者数×100
- **育児休業等を利用した女性労働者数/出産した女性労働者数×100
「プラチナくるみん認定」取得
理研ビタミンでは、2021年に「プラチナくるみん認定」を取得しました。この認定は、次世代育成支援対策推進法に基づき、厚生労働大臣が「子育てサポート企業」として高い水準の取り組みを行っている企業に与えるものです。
厚生労働省では、従業員に対する育児支援活動を計画・実行し、一定の要件を満たした企業に「くるみん認定」を与えています。そして、この認定を受けた企業の中でも、さらに高い水準の取り組みを行っている企業にのみ「プラチナくるみん認定」が授与されます。
当社は、全従業員が仕事と家庭を両立できるよう、育児・介護支援制度を設け、働きやすい環境を整備してきました。その結果、2018年に「くるみん認定」を取得し、さらに高い水準の取り組みを続けたことで、「プラチナくるみん認定」を取得するに至りました。
CUD(カラーユニバーサルデザイン)※1への取り組み
当社は、多様な人財がその能力を十分に発揮できるよう、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)推進の一環として、CUDへの取り組みを推進しています。従業員に向けては、CUDに関するセミナーの開催や、社内報を活用して情報を発信するなど、周知活動を行っています。
2023年度には、理研ビタミンの「わかめ学習出前授業」の教材として全国の学校に提供している “なるほどミニ百科「わかめで元気」(冊子版)”においてCUD認証※2を取得するなど、様々な色覚の方にも等しく情報が伝わるよう努めています。今後も色覚のバリアフリーを目指し、CUDへの取り組みを推進していきます。
※1 CUD(カラーユニバーサルデザイン):色覚の多様性に配慮し、多くの人にきちんと情報が伝わるよう、色使いに配慮したユニバーサルデザイン。
※2 CUD認証:特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構が行う第三者認証。