人材育成
理研ビタミンでは、社員一人ひとりが自立性を高め、高度な専門性で課題を解決していけるプロフェッショナルな人材「プロ人材」になることを目指し、社員の能力開発に力を入れており、「階層別研修」「キャリアデザイン研修(全階層対象)」「部署・部門別研修」「自己啓発支援」の4本の柱を軸に、多様な教育機会を提供しています。
特に、若手社員には入社3年間で集合研修だけでも4回の研修を実施しており、“同期同士”の間柄だけでなく他部署・他部門への理解を深め、部署横断的な考え方を養っていくことで、社員一人ひとりが大きく飛躍していくことを目指しています。さらに、生産系の新入社員には、メンター制度を導入しており、生活面をフォローできる環境を整えています。
また、社員の自ら学ぶ姿勢・意欲を高めるために自己啓発支援として、オンライン英会話、特別公開講座(外部ビジネススクール受講)、会社奨励資格受検の全額補助や、通信教育受講においては最大5万円の補助を行い、多くの社員のニーズに応えられるよう様々な支援を行っています。
人材育成の体系図
QC(品質管理)活動
理研ビタミンでは、工場での業務改善手法として、QCサークル活動を行っています。テーマは、品質管理だけでなく作業性の向上やコストダウン、安全など多岐にわたります。
定期的に開催される工場での発表大会では、海外関係会社や他事業所が発表して相互に交流しているほか、優秀サークルは社外で開催される発表大会にも参加しています。
特に大阪工場では、QCサークルの社外発表を積極的に行っており、2020年度は「QCサークル活動(小集団改善活動)優良企業・事業所表彰」、2022年度は「チャンピオン大会イン大阪」(地区大会で支部長賞を受賞したサークルから選抜)にて、優秀賞を受賞しました。
「2021 年度(第 39 回)IT賞」にて「IT賞(マネジメント領域)」を受賞(草加工場)
公益社団法人企業情報化協会では、産業界ならびに行政機関などの業務における事業創造、効果的ビジネスモデルの構築・促進、生産性向上等、“ITを高度に活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い成果を挙げた企業等を表彰しています。
食品工場においてDXを推進するには、①デジタル人材の確保、②IoT非対応の生産設備の制御機器の刷新、という2つの課題を解決する必要があります。草加工場では「制御機器アップデートの製造担当者による内製化」という実現目標を設定し、製造担当者が制御プログラムやIoT技術を習得するための教育体制を整備するとともに、トライ&エラーを重ねながら自力で制御機器のアップデートを進めました。この結果、デジタル人材の増加、制御機器アップデートの内製化によるコスト削減、ネットワーク化による遠隔モニタリングおよび予知保全体制の構築、老朽設備の刷新などを実現し、DX推進の基盤を構築することができました。
こうした実践的な人材育成の取り組みが評価され、「2021年度(第39回)IT賞」にて「IT賞(マネジメント領域)」を受賞しました。
QC関連資格取得者数(理研ビタミン)
- QCサークル指導士:1名
- QC検定2級: 2名
3級:89名
4級:22名
※2024年1月10日現在
QC活動を通じて、4つの力の向上を図っています。