色素
食品ごとに最適な色素製品を紹介
食べる前に目で味わう。当社の色素製品「リケカラー® シリーズ」は、不安定になりがちな食品の色を天然由来の色素で補うことで、外観のおいしさを引き出すお手伝いをしています。 何をどんな色に着色したいか、食品ごとに最適な色素をご紹介します。まずはお気軽にご相談ください。
油溶性色素で鮮やな発色を
色素は大きく水溶性と油溶性に分かれます。油溶性色素は水に溶けにくいのですが、色の鮮やかさが魅力です。当社は油溶性の物質を水に溶けやすい粉末や乳剤タイプにする技術を得意としています。鮮やかな色彩を持つ「水に分散する油溶性色素」を、ぜひお試しください。
リケカラー® シリーズ
商品分類 | 特徴 |
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クチナシ黄色素 | クチナシの果実から抽出される黄色色素です。クチナシ果実は昔から栗きんとんなど和菓子の色付けに使われていました。中性からアルカリ性の食品に適しており、冷やし中華(麺)、和菓子、冷食惣菜、菓子パンなどに使用されています。 |
クチナシ青色素 | 熱や光に対する安定性が高い鮮やかな青色色素です。青色として使われるほか、緑色や紫色を作るために他の色素と併用されることも多いです。酸性では凝集することがあるので使用方法に注意が必要な場合もありますが、酸性のキャンディから弱アルカリ性の洋菓子まで、幅広いpHの食品に使用されています。 |
クチナシ赤色素 | 熱や光に対する安定性が高い、やや青味を帯びた赤色色素です。クチナシ青色素と同様に酸性では凝集することがありますが、和洋菓子、製パン、漬物、すり身製品などに使用されています。 |
緑色製剤 | クチナシ青色素にクチナシ黄色素もしくはベニバナ黄色素を混合した緑色の製剤です。ご要望の色調によって製品を選ぶことが出来ます。 |
ベニコウジ色素 | 当社独自に培養した赤色の麹から抽出される赤色色素です。熱には安定ですが、光により退色することがあります。タンパク質への染着性に優れる特長を生かしてカニ風味かまぼこや乾燥エビに使用されるほか、イチゴジャムや醤油ダレ、チョコレートなどに使用されています。 |
トウガラシ色素(パプリカ色素) | 熱や光に安定なオレンジ色の色素です。オレンジやトマト、トウガラシをイメージした食品のほか、醤油の照り感やロースト感を出す目的でも使われますが染着性はありません。米菓やキムチ、ケチャップライスや焼き肉のたれ、パンやクリームなど使用例は尽きません。 |
マリーゴールド色素 | 熱や光に安定な黄色色素です。特有の臭いが懸念されることもありましたが、当社では超低臭タイプの製品も揃えています。キャンディやパン・中華まん、洋菓子(スポンジケーキ、カスタードクリーム)などに使用されています。 |
パープルキャロット色素 | 熱や光に安定な酸性域で赤色を呈する色素です。pHが変化すると色調が変わるアントシアニン系の色素ですが、その色調変化は他のアントシアニン系色素より小さく、高い安定性を生かして、グミ、キャンディ、フルーツソースなどへの利用が増えています。 |
アカダイコン色素 | 少し黄みを帯びた赤色を呈する色素です。アントシアニン系の色素なので、pHが低いほど色鮮やかになり安定性が良くなります。主に紅生姜など漬物に使われます。 |
アカキャベツ色素 | 少し青味を帯びた赤色を呈する色素です。アントシアニン系の色素なので、pHが低いほど色鮮やかになり安定性が良くなります。いちごイメージのグミやキャンディ、シロップのほか、漬物(梅漬け)などにも使われます。 |
デュナリエラカロテン | 高塩分の池で培養した単細胞の藻類から抽出した天然のβ-カロテンです。卵やパン、即席麺などに使われます。 |
コチニール色素 | 明るく鮮やかなピンク色を呈する色素です。安定剤が入った粉末の色素製品を、熱湯に溶解してから使うと鮮やかさや安定性が増します。和菓子やパン、ハムなどに使われます。 |