「わかめ学習」実施校レポート
忘れてはいけない3月11日に授業を実施。給食時間には多くのことを教え、そして学びの時間になっています。
- 開催地
- 板橋区立富士見台小学校
- 実施日
- 2019年3月11日(月)
- 対象
- 5年生 61名
春の訪れを感じる2019年3月11日、板橋区立富士見台小学校で5年生へのわかめ食育授業を実施。同校は今年で4回目の実施です。
授業では8年前の3月11日に大震災で被害を受けた三陸わかめの状況を伝えながら進めていきました。そして給食の時間です。同校の給食には特色があり、3年生以上がホールで一斉に給食をいただきます。このスタイルの意義や食育に対するお考えを学校栄養職員の島岡先生にお話を伺いました。
「本校では3~6年生が一つの場所で給食を食べますが、話をしないモグモグタイムを15分と少し長めにとっています。この集中した15分によって残食も少なくなります。また、給食時間だけではなく、朝礼や社会科見学などでも集中してお話が聞けるようになります。そして、下級生と上級生がお互いを見つめ、手伝う意識や思いやりの気持ちが芽生えています」と語ってくれました。
また5年生でわかめ食育授業を継続しているのも、わかめを勉強する意識付けや、貼り出されるわかめ原藻により他の学年も楽しみにしているからです。授業を任せられる我々スタッフも末永く授業を実施していただける学校を増やしていきたいと決意を新たにしました。





板橋区立富士見台小学校 学校栄養職員 島岡先生のコメント
毎年、給食ホールに貼りだされるわかめの原藻に、子供たちは興味深々です。香りをかぐ子、めかぶを触ってみる子、大きさに驚く子、みんなわかめの原藻に引き寄せられています。実物の食材を見て触れることは、食育ではとても大事なことです。なので、普段見ることのできないわかめの原藻に触れられるこの機会を大事にしています。