食育授業で食習慣、食の知識を身につけて欲しい
実施日2018年7月2日(月)、3日(火)
開催地江戸川区立篠崎小学校
対象5年生 108名
わかめ授業を一緒に実施してくださった山後先生
子供達には食べ物の好き嫌いがありますが、自分がつくったものは美味しそうに食べます。今回の授業に続き5年生の2学期には「わかめみそ汁」の実習があります。そして6年生では栄養素について勉強した後に子供たちが自分で考えたメニューで炒め物をつくる実習があります。これらの体験をきっかけにして食習慣、食の知識を身につけて欲しい。そしてこれらのことを児童たちが親になったときに子供達に伝えて行く⇒世代をつなげていって欲しい。この一連の流れを考慮して5年生を対象学年としました。と山後先生は冷静な語り口でその熱い思いをお聞かせくださいました。
今回は、おにぎり授業をプラスした事により「手を動かす」事が必須となる為、自分達でおにぎりをつくるという作業を通じてわかめという食材に対する理解度が更に上がり家庭へのフィードバックが促進されること。また、家庭科として目的とする「身体を動かす事により実践的に日々の生活を生きる力を体得する」こと、が出来た良い授業でしたとの嬉しいコメントもいただいた。
そして最後に「普段授業の場で発言するのが苦手な児童からどんどん意見・回答が出てきて嬉しかった」との感想が。このお言葉で「わかめ授業を超えた何かを児童の皆さんにお伝えする事が出来たのかも知れないな」との想いを強く持った。山後先生、そして授業を聞いてくださった児童の皆さんに深く感謝を申し上げます。
5年生のクラス担任の先生方
わかめ原藻めかぶ、茎、葉の復習
7月3日の給食メニュー
上手に三角形ににぎるぞぉ~
江戸川区立篠崎小学校
家庭科専科 山後先生のコメント
今回の食育授業で、わかめの歴史や特徴について体験的に学ぶ事で意欲的に自分の意見を述べ、グループで協働して課題に取り組むという主体的な学習が出来ました。また、「学んだ事を生かし家庭でもわかめを取り入れた食生活を実践したい」との思いを表現した児童が多くみられました。当校としては食育を通して望ましい食習慣を身に付けさせること、そして東京オリンピック・パラリンピック開催のタイミングで「食育を通して日本の伝統食である和食の良さを理解し世界にその良さを伝える力」を育んでゆきたいと考えております。