わが校の食育活動!

「わかめ学習」実施校レポート

「楽しく美味しく食べる」!「感謝の気持ち」を育てる食育・給食の時間づくり

実施日2016年6月28日

開催地江戸川区立二之江小学校

対象3年生 55名

今回6月に「わかめ授業」を実施した、江戸川区立二之江小学校は、『子供たちが「わくわくどきどきする教育活動」』を経営方針とし、校外学習や地域との交流が盛んな学校です。
初めて見る原藻、色の実験など一つ一つの内容を楽しんで積極的に授業に参加していた、とても素直で明るく元気な児童たち。
そんな児童たちを給食・栄養指導の面から支えている学校栄養職員の山下良子先生に、今回はお話を伺いました。

「子供たちに人気のメニューは何ですか?」とお聞きしたところ、『みんなそれぞれですね。旬のもの、今日食べたメニューを好きと言う児童が多いですよ。』、とのこと。
和食や魚、サラダ・野菜、海藻類も良く食べるそうで、そこには山下先生の美味しく食べるための味付け・調理法・いい食材へのこだわりと愛情が沢山込められています。

一例として、調理法へのこだわりはさんまの生姜煮など魚を出す時は骨まで食べられるようにしっかり煮る。手作りドレッシングは玉ねぎやおかかを入れて風味豊かに仕上げる。月に1回給食室で手作りするパン「二之江ベーカリー」は、美味しいのは勿論、ネーミングがユニークで、児童の食べる意欲を一層引き出しています。

その給食の魅力の土台となっているのは、山下先生のコミュニケーションです。
教諭や調理員の方々とのコミュニケーションをしっかりとって、何でも話せて美味しい給食をともに作る関係を築き、調理員さんが交代で児童と一緒にご飯を食べる機会を定期的に作られています。
調理員さんと一緒に給食を食べることで、「美味しい給食を作ってくださってる方への感謝の気持ち」を養い、児童が自発的に残さず給食を食べたり、片づけをするようになってほしいと考えているそう。

山下先生が指導の中で大事にされていることは、
「子供たちが給食を、楽しく美味しく食べる環境づくり。」
"みんなで食べる"のが楽しい!と言う環境をつくることに注力されているのと、
「感謝の気持ちを育てたい。」
食事を「残したらいけない」ではなく、「残したらどうなるか?」についてを考えさせることの2つ。

『学校でなら嫌いなものも食べられる!』ような、そんな魅力あふれる環境を作りたい、食育授業はなるべく食材に触れてほしい!と言う山下先生の想いが二之江小学校の彩り豊かな給食に込められています。
大人の私たちも、感謝の気持ちを忘れず、楽しく美味しく食べる事に大切な意味があると言う事を是非覚えておきたいと感じました。

◆二之江小学校で人気の 海藻メニューは…?
・わかめごはん ・のりや昆布の佃煮・焼肉サラダ(わかめトッピング、ピリ辛味)・茎わかめのきんぴら・スープ類(中華スープ、かき玉汁、味噌汁)

江戸川区立二之江小学校 学校栄養職員 山下良子先生

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わかめの色の実験 「きれいな緑に変わったー!」

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