リケンの仕事 - 食品改良剤開発 製品の持つ可能性を探究し続け、食品業界の発展に貢献する

T.Y 食品改良剤開発部 イノベーションセンター 第3グループ

PROFILE
2015年03月
生命科学研究科 分子生命科学専攻 卒業
2015年04月
食品素材開発部 技術第1グループ 配属
2017年04月
食品素材開発部 技術第3グループに異動
2019年04月
食品改良剤開発部 第1開発推進室 技術第1グループに異動
2019年10月
組織変更により、食品改良剤開発部 イノベーションセンター 第3グループに名称変更
  • 現在の仕事について

    私はビタミンEを配合した食品改良剤の開発を担当しています。ビタミンEは酸化防止剤として即席麺や菓子などの幅広い加工食品に使用されており、その食品のおいしさを保つことに貢献しています。また、ビタミンEは栄養強化用途においても利用されており、近年高まる健康訴求に応えた製品にも使用されています。使用する製品によって適したビタミンEの成分や添加方法があるため、お客様の課題解決のために最適な提案ができるよう心掛けています。実際にビタミンE製剤を添加した食品を作って提案することもあり、様々な加工食品を試作する機会があります。

  • 入社して良かったこと

    私はこれまで食品と食品改良剤の開発業務を経験してきました。食品の開発では入社1年目から新製品の開発に取り組むことができ、原料から包装まで網羅的に設計する難しさや開発した製品が店頭に並んだ時の嬉しさを実感しました。また、食品改良剤の開発では、「作りたての香りを保ちたい」や「陳列中の退色を抑えたい」等、多様な加工食品の課題に取り組む機会があり、解決方法に悩みながらもお客様の要望に沿った提案ができたときに達成感とやりがいを感じています。若いうちから様々な業務を担当させてもらい、開発者として貴重な経験ができています。

  • 仕事を通して成長したこと

    入社2年目に採用が決定した新製品が工場実機で製造できないというトラブルがありました。当時の私は解決法が思いつかず、決まった採用を取り消すことはできないかと上司に相談しました。その時、上司から「簡単にあきらめずに、いろいろな人に相談してみよう。」と助言をもらい、自身の考え方を見直し、開発、製造、管理部門の様々な先輩に解決法について相談しました。他部門の協力により、設備面も含めた改善をすることでトラブルを解決でき、製品化を達成させることができました。この経験から、周りの人を巻き込んで仕事の最善策を追求することの重要性を学びました。

  • 今後の目標

    食品改良剤の専門知識をさらに身に付け、食品業界の発展に貢献する開発者になることを目標としています。食品メーカーは様々な課題を抱えていますが、理研ビタミンにはそれらの課題を解決する知見やノウハウがあると思っています。例えば、私が担当しているビタミンE製剤を有効に使うことは、食品の賞味期限を延長させ、社会問題の1つであるフードロスを削減することにつながります。お客様の課題解決に加え、食品業界の発展に向けた提案もできる開発者になることを目指し、これからも専門知識や経験を着実に身に付けて成長していきたいと考えています。

ONE DAY SCHEDULE
  • 8:15 出社、メールチェック、分析機器立ち上げ
  • 8:30 ラジオ体操、ミーティング、清掃
  • 9:00 実験(試料調製、機器分析開始)
  • 10:00 保管試験品の試食評価、ディスカッション
  • 11:00 技術資料作成、文献調査
  • 12:00 昼休み
  • 13:00 実験(提案試食品の作製)
  • 16:00 分析結果回収、データまとめ
  • 17:20 退社
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