リケンの仕事 - 食品技術開発 一つひとつに検討を重ね、決め手となる味作りを開発する
H.N 食品技術開発部 技術第3グループ
- 2017年03月
- 農学研究科 バイオフロンティア専攻 卒業
- 2017年04月
- 食品開発部 技術第3グループ 配属
- 2021年04月
- 食品技術開発部に組織変更
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現在の仕事について
私が所属する部署では、味作りの技術を向上させるため、企業からいただく依頼に対して、日々試行錯誤しながら「おいしさ」を追求した処方検討を行っています。当社はドレッシングやわかめスープを開発している会社というイメージが強いかと思いますが、私が担当する製品はある特定の企業様に販売することで、企業様の製品の中に原料として使用されています。最終的には会社の名前が残らないBtoBの製品となりますが、縁の下の力持ちとして、企業様の製品を支えています。私は主に粉末調味料製品を開発しています。商品化スパンが短いため、携われる製品数が多いのが特徴です。
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入社して良かったこと
入社1年目から多くの製品に携わることができ、製品化までつなげたことは貴重な経験になりました。年齢関係なく、若手でも積極的に仕事を任せてもらえるので、責任感を感じつつ仕事を全うすることができる良い環境だと思います。さらに、製品化まで一貫して携わることができるので、1つの製品を作るために多くの方々が関わっていることを実感できるのも良い点です。何回も試行を重ねたものが製品化した時は、より達成感を感じられます。お店で自分が携わった商品を見つけた際には、食品開発のやりがいを感じるのでモチベーションにもつながります。
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仕事を通して成長したこと
私が担当する製品は商品化スパンが短いことから、試作検討の時間が限られていることが多々あります。限られた時間の中で、いかにお客様の要望に沿った味を作れるかが重要になってきますが、入社当時は経験が浅いため技術も身についておらず、満足のできる味作りができないこともありました。日々、仕事を行う中で、先輩方からノウハウや原料について教わり、味覚を鍛えていくことで、短期間でもお客様の要望に沿った味作りができるようになりました。味作りという技術は簡単に身につくものではないため、常に一つひとつの検討を大切にし、味作りに励んでいます。
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今後の目標
今後の目標は、受け身の仕事になりやすい依頼対応型の業務スタイルの中でも、お客様に能動的な提案を行うことです。自社で開発した原料を使用し、優位性をもたせた製品を提案していくことで当社の技術力をアピールし、お客様との信頼関係をさらに強化していくことが重要となります。また、新規カテゴリーの製品を提案していくことも大切であり、そのためにも新しい原料の収集や開発技術を学びながら、知見を増やすことが必要となります。日々の味作りの積み重ねが結果に結びつくので、今後も開発業務を全うし、さらに成長していきたいです。
- ONE DAY SCHEDULE
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